木原官房副長官は、4日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、年末に向けた税制改正で、NISA(少額投資非課税制度)所得の拡充とともに、富裕層を対象にした金融所得課税を強化することについて、否定的な考えを示した。
木原官房副長官「(金融所得課税の強化は)ちょっとどうなのかなと。NISAという投資拡大ということをやるときには、逆ベクトルのメッセージはなるべく少ない方がいい」
政府与党内では、所得が1億円を超えると税の負担率が下がる、いわゆる「1億円の壁」に対し、富裕層への金融所得課税の強化が議論されている。
木原副長官は、NISAの恒久化や上限の引き上げなどを検討していて、「投資をしてもらおうというときに、逆方向のメッセージ」になるとして、否定的な考えを示した。
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